【図解でわかる決算】 2022 0801 決算）SNSの新鋭銘柄、Pinterest、Inc. ピンタレスト（PINS）の2022年度Q2決算詳細記事です！

 

Pinterest　Inc　ピンタレスト（PINS）

【決算ハイライト】

「物言う株主」として知られるエリオット・インベストメント・マネジメントがピンタレストの筆頭株主になった　→24％株価暴騰！！

４３１０万ドルの純損失を計上（前年同期は６９４０万ドルの黒字）

特別項目を除いたベースでは１株当たり０．１１ドルの黒字

【決算グラフ】

エリオット・インベストメント・マネジメントについて

エリオット・インベストメント・マネジメントは2019年9月に米通信大手AT&Tに32億ドル（約3,500億円）投資し、経営戦略の見直し行い要請。そして、経営改善を実施すれば株価は65％上昇し、2021年末までに60ドルに上昇すると主張しました。

AT&Tの時価総額は30兆円あるのでエリオットの保有比率は1％に過ぎませんでした。しかし、AT&Tの経営陣は同年10月には取締約の定員を2人増やし、最高経営責任者（CEO）と会長の職務切り離しなどを盛り込んだ3ヶ年計画を発表しました。

→しかし現在の株価は18.73ドル

また2020年3月には、エリオットが米ツイッターに対し、共同創業者ジャック・ドーシー氏の最高経営責任者（CEO）退任を求めていることが報じられました。ドーシー氏はCEO職に留まりましたが、エリオットから取締役を受け入れることや、株主還元として20億ドル（約2,000億円）規模の自社株買いを実施することで合意しました。

エリオットは、米大手企業に対しても要求を通すことが多く、「物言う株主」と呼ばれています

　　エリオットは８月１日の発表文で、株式保有を確認し、「ピンタレストは大きな潜在成長力のある高度に戦略的な事業であり、われわれは現時点で同社の価値創出機会を確信していることから筆頭株主になった」とした上で、「次の成長段階をけん引する最適な指導者として」レディ氏への支持を表明した。

ここから決算内容です！！

ピンタレストが１日発表した第２・四半期決算（６月３０日まで）は４３１０万ドルの純損失を計上しました。前年同期は６９４０万ドルの黒字だった。コストが２９％増加したほか、屋外での活動再開に伴いピンタレストのプラットフォームを利用する時間が減少しました・・・

特別項目を除いたベースでは１株当たり０．１１ドルの黒字となった。リフィニティブがまとめた市場予想の０．１８ドルの黒字を下回った。

売上高は９％増の６億６５９０万ドルと、こちらも市場予想の６億６７００万ドルを下回った。デジタル広告市場の低迷が響いた。

第３・四半期は１桁台半ばの増収を想定。ドル高が逆風になるという。

６月３０日時点の月間アクティブユーザー（ＭＡＵ）は前年比５％減の４億３３００万人。市場予想は４億３４００万人だった。しかしこの結果は アナリスト予想は上回っています

ピンタレストはここ数年、自社ウェブサイトでの広告主や小売業者の商品直接販売を手助けするため電子商取引事業の拡大に取り組んでいます。同社では共同創業者のベン・シルバーマン氏が６月28日に最高経営責任者（ＣＥＯ）を退任し、米アルファベット傘下のグーグルやペイパルでの勤務経験があるビル・レディ氏が引き継いだ。レディ氏の経験は今後、オンライン販売分野におけるピンタレストの取り組みを後押しする見通し。

　　７－９月（第３四半期）増収率は「１桁台半ば」を見込む。市場予想平均は13％だった。

記事を読んでくださりありがとうございました！！この決算を受けての海外プロアナリストの投資判断記事UPされたら皆様に紹介記事書きます！！