米国を代表する 医薬品銘柄（ヘルスケアセクター）8選の 一年後（2023年末）の目標株価まとめ記事 Part1です！

  

今回は、医薬品関連銘柄で米国の最先端を走っている8企業の1年後（2023年末）の　目標株価を紹介していきます！！

2022年は安定して株価をと伸ばした年となりましたが、2023年はどるなるのでしょうか！？

↑２０２１年通年の世界の製薬メーカー売り上げTOP9です！！

今回の目標株価紹介銘柄は・・・

Part1  　ファイザー（PFE）　メルク（MRK）　JNJ（ジョンソンエンドジョンソン）　MRNA（モデルナ）

Part2（次回）　LLY（イーライリリー）　BMY（ブリストルマイヤーズ）　AMGN（アムジェン）　ABBV（アッヴイ）

となっています！！！

ではスタートです！！

Pfizer Inc. (PFE) 　ファイザー

11人のアナリストの平均では、2023年末に現在より株価が約6パーセント上昇していると予想されています！！

アナリスト評価では買いとホールド評価だけとなっています。

２０２３年度はCovidワクチンの使用量減少に伴い、収益、利益共に減少する予想となっています。

↑今後はワクチンで稼いだ利益で、新薬のパイプラインを強化していくことが重要です！　

２０２２年末には血友病治療薬の第３臨床試験でよい結果を得たので、承認に大きく近づきました！！

 

Merck　メルク

17人のアナリストの平均では、2023年末に現在より株価が約2パーセント上昇していると予想されています！！

2023年にほぼ株価が上がらないのは、２０２２年に株価が暴騰したことも理由の１つです。

メルクは来年収益が２％減少する予想ですが、利益は過去最高をしっかり更新する予想です！

メルクは２０２２年のS＆P５００構成銘柄の製薬企業でTOPの業績を上げ、全体の銘柄を見てもトップの株価上昇銘柄となりました！！

メルクのがん治療薬である、キイトルーダは世界で年間２．５兆円を売り上げる素晴らしい医薬品となっています。

Johnson & Johnson (JNJ)　

ジョンソンエンドジョンソン

10人のアナリストの平均では、2023年末に現在より株価が約3パーセント上昇していると予想されています！！

JNJも現在株価は過去最高値付近を推移しているため、２０２３年の上り幅は小さいようです。

JNJは２０２３年も過去最高収益と過去最高利益を更新すると予想されています！

JNJは２０２３年に、医薬品部門と生活用品部門に企業を分社化し、それに伴って株式も２つに別れます。　コンシューマーヘルス部門はKenvueとしてIPOされます！！

Moderna　Inc. (MRNA)

モデルナ

16人のアナリストの平均では、2023年末に現在より株価が約26パーセント上昇していると予想されています！！

過去最高値は約４００ドルまで上がっていたので、目標株価は過去最高値とはすごい離れた株価になっています。

また、モデルナの２０２３年決算予想では赤字を予想しているアナリストもいて、ワクチン、パンデミック次第で決算が変わりえる、他の企業に比べると、安定した収入源が少ない企業となっています。

モデルナは日本と親密な関係を築いており、２０２３年以降も　「日本をワクチンの収入源のトップとしてみてる」　ことが、この買収からもわかります！

【総括】

景気後退時ではディフェンシブ銘柄である、ヘルスケアセクターが安定した投資先として人気となります！

先週の雇用統計では、平均時給の伸びが鈍化したことが好感され、株価は大きく反発しました。

しかしここから株価がもう一段下がる原因は景気減速・後退による利益圧迫です。

インフレが落ち着くことは、政策金利の上昇が止まり、下げていくことを考えていけるので良いことですが、政策金利の上昇による景気後退は遅れてやってきます。

景気後退時でも医薬品の売り上げは下がりにくく、利益もほとんど変わらないことが多いことが過去の景気後退時のデータからわかっています。

僕は今月中盤から始まる決算で、各企業のガイダンス引き下げによる株価低下が頻発すると思っています。

したがって、まだ現金比率を高めておくか、ヘルスケアセクターのポジションを少し多めにすることが良いと考えています！

銘柄によって変わりますが、指数全体が上昇基調になっていくのは２０２３年６月前後だと思います。また、上昇もコロナショック後の大きな上昇ではないと思っています。

読んでくださりありがとうございました！！