【図解でわかる決算】 2022 0822 決算) ズーム ビデオ Zoom Video Communications の2023Q2決算詳細です!!
ズーム ビデオ
Zoom Video Communications
【決算ハイライト】
(5-7月・第2四半期)
・売上高:11.0億ドル(予想:11.2億ドル)
・1株利益(調整後):1.05ドル(予想:0.92ドル)
(8-10月・第3四半期見通し)
・売上高:11億ドル(予想:11.6億ドル)
・1株利益(調整後):0.82~0.83ドル(予想:0.91ドル)
通期ガイダンス 売上高見通しを下方修正したほか、1株利益も下方修正
【決算グラフ】
米ビデオ会議サービスのズーム・ビデオ・コミュニケーションズが示した8-10月(第3四半期)売上高と利益見通しは、アナリスト予想に届かなかったです。
企業の予算引き締めと競争激化が売上高への逆風となっていることが示唆されています。
シスコの元幹部によって設立された Zoom は、2020 年初めにパンデミックが発生したときはあまり知られていませんでしたが、危機のピーク時には、家に閉じこもった人々がコミュニケーションのためにビデオ会議を利用したため、3 桁の収益成長を記録しました。
ズームは現在、成長を維持するために必要な高額の顧客を獲得するという困難な課題に直面しており、高インフレの中で支出を抑制している顧客を引き付けるために、より多くの営業・開発費用を必要としています。
営業費用は 7 月までの 3 か月で 51% 増加して 7 億 400 万ドルになりました。
今後のガイダンス
8-10月期売上高は約11億ドル(約1500億円)の見通し。ブルームバーグ集計データによると、アナリスト予想平均は前年同期比約10%増の11億6000万ドルだった。一部項目を除いた1株利益は82-83セントを見込む。アナリスト予想平均は91セントでした。
ズームは通期の売上高見通しを5月時点の見通し(最大45億5000万ドル)から約44億ドルに引き下げました。
ズームが「オンラインビジネス」と呼ぶ、個人や中小事業者向けの販売がふるわなかった。出社の再開などでビデオ会議の頻度が減るのに伴い、契約を見直すユーザーが増えているためだ。ズームは無料プランの時間制限を厳しくして有料会員への移行を促しているが「マクロ環境(の逆風)を克服するには十分ではなかった」
大企業向けはそこそこ堅調でした! 5~7月期の契約社数は20万社を超え、前の四半期(19万8900社)から増加が続いた。クラウド電話やコンタクトセンターといった派生サービスを拡充し、前年同期に46%だった大企業向けビジネスの売上高比率は54%に上昇した。クラウド電話の契約数は8月までに400万件を超えたという。
ただ、大企業向けのソフトウエアでは文書作成やチャットなどをまとめて提供する米マイクロソフトが大きなシェアを握る。景気の減速懸念がくすぶるなかで企業は契約するサービスを再検討しており、競争は今後さらに激しくなることが予想される。
6月には機能を統合した新サービス「Zoom One」を発表。ステッケルバーグ氏によると、企業顧客向け売上高は通期に20%余り増加する見込みです。
アナリストらは「Zoom Phone」をはじめとする一連の新サービスを全般的にプラスに評価しているが、利益創出までに時間がかかるともみている。
記事を読んでくださりありがとうございました!!この決算を受けての海外プロアナリストの投資判断記事UPされたら皆様に紹介記事書きます!!