王道の米国株投資 FANNGの1角 マイクロソフト Microsoftの最新投資判断記事です!! 目標株価はいくら!?


 マイクロソフト
Microsoft Corporation(NASDAQ:MSFT



今回の投資判断記事は以下の、アメリカの現地のリサーチ会社の記事を参考にしています!!

↑ソース記事です!🔥🔥🔥


まず、会社の成長率から見ていきましょう!!アナリストのコンセンサスでは、2022年から2025年までのMicrosoftの3年間のCAGRが約20%になると予想しています(出典:Bloomberg Terminal)。

GDP成長率が3%弱と考えると、Microsoftは全市場平均の7倍の成長となります。



マイクロソフトの営業利益率は素晴らしいです。



Microsoftの営業利益(EBIT)は42.56%で、米国企業の全セクターの中央値は8.10%です。純利益率(TTM)は、米国企業の全セクターの中央値5.34%に対してマイクロソフトは37.63%です。最も注目すべきは、Apple(AAPL)でさえMicrosoftの利益率には敵わないということです。Appleのブランドエクイティと価格設定力にもかかわらず、アップルの営業利益率は30.93%で、26.41%の純利益率となっています。


表1:マイクロソフトの各財務指標
Gross profit margin :粗利益率
Net income margin:純利益
レバレッジドフリーキャッシュフロー(LFCF)は、企業がすべての金銭的義務を支払った後に残っている金額です。

Return on Common Equity

普通株式利益率(ROCE)比率は、普通株式投資家が投資に対して受け取る利益を指します。

Return on Common Equity

ROAとは、総資産利益率と訳され、会社の総資産を利用してどれだけの利益を上げられたかを示す数値になります。ROAの数値が高い会社は、資本に対し効率良く利益を上げていることを示しています。
Return On Capital:企業が投下した資本をどの程度効率的に利益に結び付けているかを評価する指標です。


この財務指標を見た僕の評価

やはり37%の純利益を出せているのは素晴らしいですね!!年間20%成長する企業が、これだけの利益を出している企業はほぼありません。

ROEの指標としては、10%以上という目安があります。

とある記事から以下引用日本の企業のROEは8~9%前後ですが、欧米の企業は15~20%もあります。海外投資家からは、もっとROEを高めるように求められていますが、一気に上がることもありませんし、多くの企業がその水準まで行くにはかなりの企業努力が必要なようです。



そして、マイクロソフトのROE・・・48.72%……すごすぎて唖然ですね笑




またしっかりと自社株買いもしています!



また競争の観点から、マイクロソフトは他を追随させてないように見えます。たとえば、2,100億ドルのブランドエクイティ、233.5億ドルの研究開発投資、知的財産(8.500以上の米国特許を含む)があります。

ちなみに、シティの調査によると最大13兆ドルの市場であるメタバース市場において、マイクロソフトはインフラストラクチャ(ハードウェア、VR、クラウド)、ソフトウェア(AI)、コンテンツ(ゲーム)のすべてで他の企業と争える唯一のプレーヤーです。


以下の図はマイクロソフトの売上の詳細です!




様々な分野で収益を上げていることがわかります!






マイクロソフトは安いのか?

FAAMG+S&P500を比較すると、Microsoftの2023フォワードPER(2023年末決算で比較)が24.49倍で、これらの株の中で2番目に高いことがわかります。Facebook 、 Meta Platforms(META)は12.95倍でこれらの銘柄以外で考えても、非常に安く見えます。ただし、3年間のCAGR予想を含めると、状況は大きく変わります。PEGは、会社の現在の株価、現在の収益、および予想される成長の間の相対的なトレードオフを把握するための適切な評価指標と広く見なされています。

PEGとは株を割安かどうか判断する指標の一つであり、PEG=PER(株価収益率)÷成長率の式が成り立ちます。一般に1倍から2倍程度の数値が標準的であり、1倍を下回ると割安、2倍を上回ると割高といった具合に判断基準が用いられます。

この比率は、P/Eを3年間のCAGR期待値で割ったものとして計算されます。PEGで比較すると、マイクロソフトは突然非常に安く見えます。言い換えれば、Facebook、Apple、Googleよりもかなり安いです。


アナリストは、MicrosoftがFAAMG株と比較して高価ではないことを示しました。また、MicrosoftはS&P 500と比較すると非常に安価となっています。しかし、現在の株価は高いのか?公正なのか?安いのか!?


アナリストの計算では、MSFTのベースケースの目標価格が1株あたり368.64ドルになります。これは、現在の価格から約40%の大幅な上昇を意味します。(以下の表に計算式、その下に考え方を載せておきます)

  • 資本コストの見積もりでは、WACCフレームワークを使用します。株式のベータを見つけるために、S&Pに対する3年間の回帰をモデル化します。無リスク金利については、2022年6月24日現在の米国の10年国債利回りを使用しました。私の計算では、7.5%の公正なWACCが示されています。
  • MSFTの税率を導き出すために、2019年、2020年、2021年の3年間の平均実効税率を推定します。
  • 最終成長率については、予想される名目GDP成長率を3.5%としています。名目長期GDP成長率と同じ成長率は、MSFTの可能性を大きく過小評価していると思いますが、特に企業が研究開発に収益の20%を費やしているため、評価は控えめにしたいと思います。
  • 私は自社株買いをモデル化しておらず、保守的な評価をさらにサポートしています。

このアナリストが示したMSFT株のベースケース目標価格は、全アナリストの平均コンセンサスとほぼ一致しています。アナリストは、株価の適正価格は1株あたり約357.85ドルであると見ています。


リスク

以下のダウンサイドリスクを強調したいと思います。

まず、インフレやサプライチェーンの課題を含む悪化するマクロ環境は、企業と消費者の両方のMSFTの顧客基盤に悪影響を与える可能性があります。課題がより深刻である、予想よりも長く続くことが判明した場合、会社の財務見通しはそれに応じて調整する必要があります。

第二に、投資家はクラウド業界の競争力を監視する必要があります。バリュープロポジションの観点からTikTokとMSFTの違いを以前の記事で説明しましたが、同社が広告費をめぐって競合していることも強調しました。したがって、アナリストがモデル化したものよりも競争が激化する場合は、それに応じてMSFTWebの収益率とEPSの見積もりを調整する必要があります。

第三に、MSFTの現在の株価のボラティリティの多くは、現在、リスク資産と成長資産に対する投資家のセンチメントによって引き起こされています。したがって、MSFTの事業見通しは変わらないものの、投資家は価格の変動を予想する必要があります。さらに、より高い割引率が長期キャッシュフローの正味現在価値に影響を与えるため、インフレと債券利回りの上昇は、MSFTの株価に大きな逆風を加える可能性があります。

第4に、マイクロソフトは今後も独占禁止法当局と戦っていく必要があります。同社はEUと米国での過去の訴訟をなんとかクリアしてきましたが、Microsoftに対する反競争の申し立ては加速し、会社をスピンオフさせたり、市場の拡大を遅らせたりする可能性があります。




ビジネスモデルの観点から、Microsoftの可能性は間違いなく他の企業を寄せ付けません。同社は世界をリードするクラウドビジネスを運営しており、利益率の高いPaaSサービスはクラウド売上の47%であるのに対し、IaaSは53%です。さらに、メタバースを考えると、インフラストラクチャ、ソフトウェア、およびコンテンツへの露出をリードしているのはマイクロソフトだけです。

僕自身の評価としては、ビックテック株で現在買うとしたら、マイクロソフト、グーグル、メタの3つです。アップルはアップルカーに僕は懸念点があります。EV業界でテスラに勝てるとは今の段階では思えません。また中国では多くの格安EV企業がしのぎを削っています。iPhoneについても今後20年ずっと消費者が使い続けるとは思えないので、最近の製品発表は物足りないです。PEGも2倍を超えているので、これら3つの株と比べると割高です。買い増しは今はしたくないです。そして、アマゾンは僕は唯一「売り」だと考えています。アマゾンの会社自身ではどうしようもないほど人件費が高騰しており、利益を大幅に圧迫しており、PERもこれだけ株価が下がったのにまだ50倍近くあります。今の株価でも完全に割高です。

買う株の中では僕は1番METAを買いたいですが、メタは他の2つに比べて博打感が少し出ます。メタの利益のほとんどは広告費であり、この利益を使ってメタバース部門に投資していますが、広告費は競争とクッキーの規制で厳しくなるとみられており、メタバースも現在の段階ではうまくいくかわかりません。しかし、僕はメタバース分野で1番成功する企業はメタだと考えているので、長期投資ではメタがおすすめです!

博打感を減らしたいなら、PERも下がり、今後も安定した成長ができる、マイクロソフトとグーグルですかね!! グーグルも今後広告事業の問題をうまく回避できればいいのですが!!


下にマイクロソフトの決算グラフ記事貼っておきます!!ぜひ確認してみてください!

世界を代表する ハイテク企業 マイクロソフトの2022年Q3決算(20220426発表)の決算詳細まとめました!!(リンクです(クリックすると飛びます)




記事を読んでくださりありがとうございました!!

今後も海外アナリストの投資判断記事を紹介していきます!!




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