米国の景気後退は避けられないけど、実際今から株は売ったほうが良いの?今買っても大丈夫!? 分析してきました!

皆様、こんにちは!!!読者の方から要望があったので、現在どういう行動をするべきなのか、考えてきました!ぜひ参考にしてください!!🔥🔥



米企業幹部を対象とした2022年5月末の最新の調査によると、景気後退入りが迫っている、もしくはすでに始まっているとの見方が回答全体の大半を占め、経営者の間で景気見通しが急速に悪化している様子が示されました。

全米産業審議会(コンファレンスボード)が発表した調査によると、CEOなどの企業幹部750人のうち、事業を行う地域(国外を含む)が1年~1年半以内に景気後退入りすると回答した割合は60%を超え、すでに景気後退入りしたとの回答は15%だった。

また市場の制御不能に関する話は数多いが、大恐慌までさかのぼるデータを見ても、今回ほど広範囲な損失に並ぶものはありません。サンダイアル・キャピタル・リサーチによると、先週16日までの7営業日中5営業日で、S&P500種株価指数を構成する銘柄の90%以上が下落。これほど幅広い下げが続いたのは史上初でした。



景気後退とは誰かが宣言するものではありませんので、もうすでに景気後退に陥っていると考えているCEOもいることは注意が必要ですね!!



 
リセッションとは、景気が良い局面から悪い局面に入ったことを指します。

一般的に景気は、3〜5年の周期で以下のように「好況」→「後退」→「不況」→「回復」の4つのサイクルを繰り返しています。

  • 好況:企業の売り上げが順調で株価も上昇中
  • 後退:企業の売上が落ち込みはじめ、株価が下降中
  • 不況:企業の売上が伸び悩み、株価も低空飛行
  • 回復:企業の売上が伸び始め、株価が上がり始める

では実際に、景気後退はどのくらいの期間続くのか!?
過去の景気後退から学びましょう!!(スマホの方は横スクロールをお願いします!)
景気後退開始景気後退終了
1960年5月1961年2月
1970年1月1970年11月
1973年12月1975年3月
1980年2月1980年7月
1981年8月1982年11月
1990年8月1991年3月
2001年4月2001年11月
2008年1月2009年6月

このようにみると、景気後退時期は平均して1年~1年半とそんなに長い期間続かないことがわかっています。


データはFRBニューヨーク地区連銀のこちらのサイトで得られるデータから景気後退時期を割り出しています。ニューヨーク連銀のサイトのデータが1960年以降だったので、必然的にこのページで扱うデータも1960年以降のものになっています。




次は、1936年から2018年で発生した景気後退の前の米国株(S&P500)のリターンの示した表です。だいたい12ヶ月前から株がほとんどリターンをうまなくなっているのがわかります。(スマホの方は横スクロールをお願いします!)

景気後退前の年率リターン平均中央値
24ヶ月前
9.10%10.60%
18ヶ月前5.50%3.90%
12ヶ月前0.60%-1.50%
6ヶ月前-2.80%-10.70%
実際には、景気後退が起きてから株を売るのでは遅いことがわかっています。
この表をみると、景気後退の1年前からは株価が上がらない、そして、それ以降は株価はマイナスになることがわかります。

実際、景気後退入り後は株価は上昇傾向になります。したがって株価は景気後退に陥るのではないか!? というときが1番下がることがわかっています。景気後退は早くて2022年末、遅くて、2023年末に来るといわれているので、少なくともあと半年は株価下落or軟調が続くと思われます・・・

 戦後から直近までで、米国は合計12回景気後退 に陥りました。このデータを用いて、景気後退局面前後のS&P500種株 価指数の動きを平均化すると、景気後退局面前は 底堅い動きをみせる傾向があり、景気後退入り後 に株価は調整するものの、その後は株価が上昇に 転じていることがわかっています。


では今からどう動くべきか!?


上の図は過去15年のS&P500のPERを表しています。
現在のS&P500はもう既に過去10年平均値まで下がっており、割高ではないほど下落していることを表しています。

PERとはPrice Earnings Ratioの略で、株価が1株当たり純利益(EPS:Earnings Per Share)の何倍まで買われているか という指標です。

この話を聞くと「そろそろ買いに行っても良いのか」と考えてしまうところですが、私はまだ少し待っても良いと思っています。
  • 1)株価の下落は適正価格(適正なPER)で下げ止まることはなく、大抵の場合売られすぎの状態になるまで下がる。
  • (2)一般的に長期金利が高い時期には、適正なPERは低くなる。今は過去10年で最も長期金利が高いので、過去10年平均のPERではまだ割高。

一般的に長期金利と予想PERはシーソーのように逆の動きをします。長期金利が高い時期には、予想PERは低くなりやすいです。


米国債10年とは、10年後に満期が来て現金化できるタイプの国債です。ニュースなどで耳にするアメリカの「長期金利」は、この米国債10年の利回りが指標(ベンチマーク)となっており、ローンや1年以上の定期預金の金利に、影響を及ぼすと言われる。国債についても改めて説明しておくと、政府が発行し、信用度が比較的高いと言われる債券の一つです。国が資金を調達する手段として利用します。「国債=国の借金」とも呼ばれる。「国債を買う」とは、国にお金を貸すことと同じで、いずれは利子がついて戻ってくる金融商品です。

米国債10年の利回りが上昇する要因は、主に次の2つだと言われています。

・景気の回復で資金需要が拡大
・国債の発行量が増える可能性がある

景気が良くなると収入は増加し、消費は活発化する。これに対し、企業はより多くのモノやサービスが供給できるように、積極的に設備投資をするようになる。設備投資といった資金調達の需要が高まると、多少借入コストが高くなっても、銀行から融資を受けたいと考える企業は増える。すると、長期金利、つまりは米国債10年の利回りも上昇していきます。

「長期金利が低い場合には株価が上がりやすく、長期金利が高い場合には株価が下がりやすい」という話を聞いたことがある人は多いと思いますが、予想PERと絡めると以下のように説明できます。

  • 長期金利が低い時期:同じ一株利益でも予想PERが高くなりやすく、株価が高くなりやすい
  • 長期金利が高い時期:同じ一株利益でも予想PERが低くなりやすく、株価が低くなりやすい

(※参考:(株価)=(一株利益)×(予想PER)の関係があります)

そして、2022年6月現在は残念ながらアメリカの長期金利は10年ぶりの高さになっています。

現在、米国10年債利回りは3%を超えており、債券を買うだけで年間3%の資金を安全に得られるとなると、そちらに資金が流れ、株に資金が流れにくくなっています。


過去資産を形成した多くの人は、「景気後退期」「ショックが起きた時」といわれている。景気後退は、資金を築くチャンスでもあるが、しっかり時期を見極めないと、資金を減らしてしまう。


現在、ナスダック、S&Pは最高値から20%以上下落しており、弱気相場(ベアマーケット)入りしており、NYダウも18%以上さがり、もう少しで弱気相場入りです。
しかし、まだ景気後退に入っていない点、10年債利回りが今後も上がり続ける点、インフレが伸び続けている点を考えると、多くのアナリストが株価はまだ下がると予想しています。僕自身もそう思っています。下げ幅に関しては、すべての指数で8-10%ほどじわじわ下落していくのではないかと・・・そして株価が一時的に上がったとしても、売り圧力が強く、また下落すると思います。したがって・・・

実際に資金を入れるべきポイントは早くても「景気後退が始まった」と多くの政治家やアナリストや企業のCEOが発言し、世間が景気後退が始まったと認識し、そこから半年後からが無難です。実際に景気後退が始まりしばらくすると、政治家は対策を講じ始めます。またFRBが利下げや金融緩和を行います。その利下げを市場が織り込み始める前がチャンスだと思います。またその時期については近づいてきたら記事で言おうと思います!

長期投資家の方で今売っている株をどうしたらよいのか?という点ですが、ここは税金の関係もあるので難しいですが、現金保有率が少ない方は、今からでもある程度売って現金として持っておくのが無難です。インフレが減速するまでは株価は上がらないともいます。現金を既にある程度持っている方は、銘柄にもよるので一概にいうのは難しいですが、ここまで下がっているので今持っている株は保有していても問題ないと考えます。僕は今でも6割は株で持っています。

今後も、おすすめ銘柄や注目ニュース、決算詳細記事などしっかりあげていきます!!

記事を読んでくださりありがとうございました!!


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理由
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記事を読んでくださりありがとうございました!!

毎日わかりやすい質の高い記事を頑張って更新していくように努力します!!

今後しっかり分析していろんな銘柄の投資判断記事も書いていくのでぜひ楽しみにしていてください!!


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